3月9日(日)に宍粟市波賀町の波賀不動滝公園「楓香荘」で、第9回岡野食品懇親会が開催された。小生が24歳から52歳まで28年間勤務した会社である。小生は職安の案内を見て、新規事業部で健康食品の開発要員のスタッフ募集に応募したのである。自分でテーマを設定して商品開発をしていく、そして毎月一度の会議以外は殆んど個人の裁量に任されると云う、今から思えば夢のような職場環境であった。メンバーは5人であり、グループとしては食パンに添加する甘酒、乳酸発酵液を開発した。この2種類の食パンは販売額の半分以上と成果は充分であった。今は米粉パンが脚光を浴びているが、何と40年前に甘酒と云う日本古来の製品を作り、米を食パンの原材料として使用していたのである。甘酒は米に麹菌を添加して作るのである。いま理研の新しい万能細胞「STAP細胞」の論文の内容の不適切さを問う指摘が相次いでいる。しかし商品の研究開発は斯くも楽しいものであった。(この項続く)。